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「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン ホワイトバンドプロジェクト企画・実施

活動期間:
2005年5月~2006年

概要

2005年、貧困撲滅の世界的アドボカシー活動「ホワイトバンドプロジェクト」を日本で展開。

「3秒に1人、貧困のせいで子どもが死んでいる」というセンセーショナルなメッセージは多くの人の心を動かし、意思表示のアイテムとして発売された「ホワイトバンド」は約400万本販売され、一大ブームになりました。

日本での活動の目的は、2005年7月6日に実施された主要国首脳会議・G8サミットに集まる世界中のリーダーたちに、貧困撲滅に関する市民のメッセージを届け、この問題に関し真剣に解決策を考えてもらうよう呼びかけること。G8サミットに先駆けて行われた世界10か所での同時開催コンサート「LIVE8」の会場で、貧困撲滅の意思表示として手首に白い布など(ホワイトバンド)を巻き、メッセージを発信しました。

また、著名なアーティストやアスリートなどが無償で「クリッキングフィルム」と呼ばれるCMに出演し、爆発的に話題になりました。しかしその後、プロジェクトの“アドボカシー活動”に関する説明が足りないことと、発売されたホワイトバンドの売上が募金される訳ではないことなどを受け、一部から活動に対する否定的な意見が出ましたが、一方でG8ではODAの増額が約束され、9月に開催された国連ワールドサミットでは小泉首相(当時)が今後3年間でアフリカへのODAを倍にすることなどを約束、ホワイトバンドプロジェクトはこれらの政策決定に影響を与えたとして評価もされました。

活動内容

2005年5月半ば、イギリスでのホワイバンドの活動に感銘を受けたことからスタートしたこのプロジェクト。

日本で同活動を展開するNGOが存在することを知るものの、プロジェクトのメインである「LIVE8」の日本会場にホワイトバンドを用意することができるか定かではない状況であることが判明しました。サニーサイドアップは、「3秒に1人、貧困が原因で子供が亡くなっている」という事実に驚愕したことに加え、その問題を解決するため、自社で培ってきたノウハウを生かして社会にポジティブなムーブメントを起こせると信じ、このプロジェクトに本格的に参画することを決定しました。プロジェクトの中核となる貧困撲滅の意思表示アイテム「ホワイトバンド」の生産・流通管理を行うと同時に、日本版クリッキングフィルムの制作・露出調整、ライブやPRイベント開催など、広報PR活動を始めとするコミュニケーション全般を企画・実施しました。

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