本日、株式会社サニーサイドアップは、東京証券取引所二部市場に市場変更致しました。
これもすべて、私達をパートナーとして選んでくださるお取引先様、新しい挑戦に向け日々共に戦ってくださる協力会社様、創業からのすべての社員とそのご家族のみなさま、そして、私達に期待を寄せてくださるたくさんの株主のみなさまのおかげです。
2008年大阪証券取引所に上場させて頂いてから10年、サニーサイドアップは今年で創業34年を迎えます。
まだまだ成長の途上ではありますが、私達は現在、グループに500人近いメンバーが集い、1万1千人を超える株主様から支援していただく会社となりました。
私がこの会社を始めたのは、高校生の時でした。
企業に勤めた経験もなければ、世の中の常識も知らない、お金も人脈も何もない、ないないづくしの会社でしたが、目の前の事を必死に追いかけていたら、34年の月日が経っていました。
女性が仕事をするという事、企業のトップでいるという事は、そんなに簡単な事ではありません。
セクハラ、パワハラは当たり前という時代を過ごしてきました。世の中からの差別や嫉妬はつきものでしたし、さらに90年代の後半、欧州サッカー界で仕事する中で日本の社会通念からかけ離れた人たちと相対せざるを得ないこともありました。
スポーツで成長させてもらった会社ですが、過去のスポーツ界から受けた不条理とも言える扱いは筆舌に尽くしがたいものがありました。結婚、出産、子育て・・・その中で女性が担う役割は、男性よりもはるかに多いのも事実です。
しかし、何度も何度も壁にぶつかり、何度も何度も叩かれながら、私たちは少しずつ強くなってきた気がします。
そして今、企業の寿命が30年と言われる中で34年間、女性社長の会社でも存続できている事、企業として一年一年着実に成長し続けてこられた事、それが私の誇りです。
サニーサイドアップには、今まで本当にたくさんの仲間が、人生の大切な時間を費やしてくれました。
もちろんそれは女性ばかりではありません。共に泣き笑った多くの卒業生、才能あふれるアスリート・・・
あの時の仲間がいたから今があります。
彼らに心からの感謝の気持ちをこの場を借りて伝えさせていただきたいと思います。
今後も「たのしいさわぎをおこしたい」という創業以来の企業理念のもと、意味ある事業拡大に挑み続け、そこから世の中に新しい価値観を生み出し、広く社会に貢献できる企業となるよう努めてまいりたいと思います。
どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。