恥ずかしながら、当時の記憶がいまだ混乱している状態ではありますが、酒に酔い、正常な判断ができないような状態に陥ってしまったことは、社会人としてはもちろん、スポーツに関わる仕事をする者としても、あるまじき行為だと、深い後悔と反省の気持ちでいっぱいです。
ご迷惑をお掛けした運転手の方へは、勤務明けでお休みの中、電話にて謝罪の機会を頂きました。寛大なお気持ちでご対応いただいたばかりか、温かいお言葉までいただきました。明日以降、改めて直接の謝罪の場を頂きたいと考えております。
しかし当然ながら、直接ご迷惑をおかけした方に、謝罪を受け入れていただいたとしても、私の行為が許されたということにはなりません。
私は現在、サッカー指導者としても、日頃から技術以上に、スポーツマンのあるべき姿を未来のサッカー選手に教えている立場にあります。
特に、これまで指導を受けてくれた子供たちを、結果的に裏切ることになってしまったことへの申し訳ない気持ちは、とても言葉で表しようがありません。
ワールドカップ出場を来年に控え、一丸となっている日本サッカー界に水を差すような行為に及んだ私が、今の立場でいうべきことではありませんが、もし許されるのであれば、決して逃げることなく、子供たちに対して真摯に向きあっていくことをもって償っていきたいというのが率直な思いです。
まずは私の方からすべての活動を自粛させていただくとの結論を表明する以前に、私自身が、ご迷惑をおかけしたあらゆる方々への謝罪を重ねていくことによって、私が何をもって償っていくべきかの答えを見つけていくことが、取るべき責任のあり方なのではないかと考えています。
最後になりますが、現役時代も含めて、スポーツマン前園真聖を信頼していただいた方々をも失望させる結果となりましたことを、改めてお詫び申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。
平成25年10月14日
前園真聖