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キッズアスリート・プロジェクト 夢の陸上キャラバン隊 no.51
  SSU magazine no.51(2006.12.05 UP) text:Y.O
キッズアスリート・プロジェクト 夢の陸上キャラバン隊
社会人になり早8ヶ月。学生時代にはなかったお肉が背中ともお腹とも示せない場所に付いてきた今日この頃。そんな運動不足は昨今の子どもたちにも蔓延っているといいます。そんな背景をもとに先日…「子どもの体力低下にSTOPを!日本陸上競技連盟と日本のトップアスリートがタッグを組んだ!」 という旨のイベントのPRをお手伝いさせて頂きました。
概要としては、日本陸上界のトップアスリート総勢7名(為末ナビゲーター含)が、都内のとある小学校を訪れ、子ども達の目の前で実際に競技を行う等し、スポーツの基本である「走る、跳ぶ、投げる」楽しさを伝えることで、子ども達の陸上への興味/関心を喚起し、体力向上のキッカケを創ろうというものです。
当日は、各アスリートのデモンストレーションに子どもたちの歓声が響き、特に棒高跳日本記録保持者の澤野選手が魅せた5メートルジャンプには、見学に来ていたお母様方の黄色い歓声もあいまって、それはもう一大エンタテインメントSHOWでした。また、普段使用しているグラウンドで、世界レベルの「走・跳・投」を見た子ども達は一様に「すげええええええええ」の連発で、メディアの方も「仕込みでしょ!?」と驚くほどのグッドリアクションでした。
今の子どもはクールだなんて言われますが、なんのなんの。当初は、今の子どもたちはアスリートの名前さえ知らないのでは、と一抹の不安もありましたが、蓋を開ければそんな心配は無用でした。凄いものはスゴイんです。
とはいえ、我々PRチームの任務はこのイベント/イベントの意義を世に広く報じていくこと。現場が盛り上がった、あーよかったよかった、ではないのです。結果的には露出の扱いも大きく、それを見た方々からの反響も多数有り、満足のいく仕事が出来たかなと思います。ただ、今回のイベントを通じても様々な困難がありました。
今回の「キッズアスリート・プロジェクト」においても、それに関わる人間/組織、それぞれの立場/責任での考えがあるわけです。
PRの視点、イベント運営の視点、選手の視点、等など。各々が必ずしも最初からビジョンを共有できているわけではないと思います。それぞれベクトルの異なる意見があるわけです。具体的な意見の相違は割愛しますが、私が感じたことは、合理性のある事柄は一生懸命努力して貫いていけば必ず道は開けるし、それが正当性を持っていれば、誰に恥じることなく主張しても決定的な非難を受けることはないということです。そして大切なのは、この2つを推進する強い意思/情熱を持つことだと感じました。人を動かすのはロジック云々ではなく、社内的であれ社外的であれ、最終的にはその気持ちを強く表現することに在るのだと思います。
ですが、だからといって事がうまく運んでいく場合ばかりではありません。不本意な場面に立たされることもあるでしょう。社会人1年目である私の働く姿勢にも関わってきますが、入社して当面は、貪欲に知識を吸収し、偏見をもたず出来る限りの経験を重ねたいと思っています。そもそも、真の自分なんて幻想に過ぎないと思いますし、それを言い訳に、今の仕事は自分にとって意味がないと努力放棄するのは最悪の態度です。目の前の仕事に没入してみなければ、どんな仕事が好きなのか、得意なのかなんて見えてこないし、大切なのは、如何なる不遇な状況においても、与えられた条件の下でポジティブに夢をもって働くことなのだと思いました。
と、なんだかかたい話になってしまいましたが、繰り返しですが、陸上界の世界レベルって本当にものすごいんです。それを間近に体感できた子どもたちは間違いなく幸せ者です。この一連のプロジェクトに参加できた子どもたちから日本を背負って立つアスリートが生まれたら、数年後はそれをニュースにしたいなあと願いつつ…綴りを終えます。